・《第52回小熊秀雄賞贈呈式》、5月11日、無事終了致しました。
アートホテル旭川にて15時より贈呈式。今年より運営委員として準備から最後まで運営に参加させて戴きました。
今年の受賞作は、柴田三吉 さんの詩集『旅の文法』( ジャンクション・ハーベスト)
・「〈沈黙が卑屈の一種だということを私はよっく知っているし、沈黙がなんの意見を表明したことにもならないことを知っているから〉という言葉に共鳴し、ゆっくりした歩みではありますが、詩を書いてきました。」
「私も民衆の心臓に届く詩を書いてみたいと思った、その思いは今も変わっておりません。」
詩へ対峙する真摯な想いを語る柴田三吉さんのスピーチ、『旅の文法』から御作品「沖縄」の朗読、深い感銘を受けました。
・田中綾先生による記念講演「小熊秀雄と昭和十年代の作家たち」・・・昭和の作家たちの戦争との関わり、とても貴重な徴兵制度の検査結果。作家たちは徴兵検査をどう書いたか。小熊秀雄の「反語的抵抗」、反語は〈絶望の戦術の一つ〉。「旭川風物詩」の作品より。大変興味深いお話を戴きました。
・同ホテル会場では柴田三吉さんの御詩集、完売となりました☆(こども富貴堂さん)
受賞者柴田三吉さんを囲む会、その後旭川の歴史ある居酒屋「大舟」(3-6)へ。笑顔いっぱいの素晴らしい会となりました。誠にありがとうございました。
本日5月12日の《民主主義崩壊 詩で抵抗示す》というタイトルで、北海道新聞のほうに式の様子大きく掲載されております。
また、あさひかわ新聞(4月30日号)には最終選考の様子が大きく掲載されております。こちらもぜひご覧戴けましたら幸いです。