■詩誌「ユルトラ・バルズ」を拝読させて戴きました。
素敵な詩誌です。ULTRA BARDSとは、超吟遊詩人たち、ということでしょうか。背表紙にナスカ的鳥のイラスト。
トランプ大統領の訪日、相撲観戦の話題でもちきりの昨今、細田傳造さんの「相撲二題」、「謝肉祭」「旧懐」の二つの取組が魅力的でした。詩作も人間関係も日常の会話も、試合のようなものかもしれない、日ごろの鍛錬が試合に顕われるのかもしれないと感じました。小股掬いとは、出し投げを打った後、相手の踏み込んだ足(自分に近いほうの足)を内側から掬って倒す決まり手。技あり、という詩を書いてみたいと憧れました。「謝肉祭」のカーニバル。「旧懐」の友情。相撲の礼儀作法。升席で観覧させて戴きました。誠にありがとうございます。