詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

「複眼系」vol.55(ねぐんど詩社 2019年8月29日)

■詩誌「複眼系」vol.55(ねぐんど詩社 2019年8月29日)。『銀座画廊主のつぶやき』( 文芸社)などの著書がある金崎貢氏の追悼号。金崎貢氏は大正13年9月23日東京生まれ。旧制苫小牧中学校卒。専修大学卒。王子製紙株式会社(昭和54年迄)。王子化工株式会社(昭和61年迄)、定年後は東京銀座に画廊を開き、奥様が逝去されてからは施設に入り、周りからも愛された人気者だったとのこと・金崎貢遺稿 記憶(1)~(6)、詩人の記憶の断面にアクセスすることができる、今は見ることのできないその土地の状態、温度や匂い、感情に触れることができる貴重な資料であり、大切な過去との懸け橋であるのかもしれません。本庄英雄さんの「反抗的な犬」にも、重い過去の記憶がこめられていて、読み手は一瞬で運ばれる。少年の袖を噛んで導く詩が反抗的な犬のように導く。

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