詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

「焰」第116号(2019・夏)

■渡ひろこさんより、詩誌「焰」第116号(2019・夏)をお送り戴きました。ありがとうございます!!
 じつは、この「焔」は、私の住む北海道旭川市春光にある「井上靖記念館」にも毎号届いております(ということを、先日、北海道文学館理事長の平原一良先生が井上靖記念館へ講演に来られた際に、気づきました☆)。何故かというと、 井上靖は第四高等学校(現・金沢大学)時代、民衆派詩人・福田正夫氏主宰の「焔」同人となり、詩を発表していたとのこと(「焔」の業書詩集の第一巻は井上靖詩集『春を呼ぶな」)。「焔」はたいへんに歴史のある詩誌。じっくり手に取って拝読するのは初めてです。誠にありがとうございます。錚々たる詩人の皆様の質の高い御作品、丸山勝久氏、亀川省吾氏を悼む同人の皆様の思いやりのこもった追悼文、エッセイや詩集評、詩誌評もたいへんレベルが高く、勉強させて戴いております。山本和夫氏の「ビルマ戦線従軍手帳」とても貴重な資料に瞠目。詩作品では、渡ひろこさんの「粉雪」を、毎年除排雪でたいへん苦労している北海道にて、再来月末には訪れるであろう粉雪の重さを、この詩とともに感じたいと思っております。顕微鏡でしか見えない結晶にも、お兄様への優しい想いが詰まっているように拝読させて戴きました。心より御礼申し上げます。

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