■11月4日(木)の北海道新聞より、
「第55回北海道新聞文学賞」佳作に!
・二条千河さん『亡骸のクロニクル』(洪水企画)
・本田初美さん『芭露の森』(緑鯨社)
おめでとうございます!!!
今年、拝読させて戴き、感銘を受けた御詩集です。「町内のポロトの森で出合った1本の朽ち木から生まれた。」二条千河さんの「Universe」、死と生の本質に届くようなイメージを受け、何度も読ませて戴きました。本田初美さんは「青芽」「小樽詩話会」の先輩、いつも勉強させて戴いております。以前、辻征夫の影響について書いておられる詩があって、感心して拝読した記憶がございます。
感想をこちらにアップさせて戴いております。
・二条千河さんの詩集『亡骸のクロニクル』(洪水企画)
https://fragile-seiga.hatenablog.com/entry/2021/08/22/165040
・本田初美さんの新詩集『芭露の森』(緑鯨社)
https://fragile-seiga.hatenablog.com/entry/2021/05/16/212019
・最終選考に、山田亮太さんの『誕生祭』、村田譲さんの『本日のヘクトパスカル』(村田譲さんの御詩集の感想、「PO」180号に拙文を掲載戴きました。)とともに、拙作『壁/楯/ドライブ/海岸線』も入れて戴いており、恐縮の限りです。今年は安部公房の『壁~S・カルマ氏の犯罪』からちょうど70周年でした。柴田は道新文学賞の最終候補は9回目です。いつもは酷評を晒されておりましたが、今回は「直訳的」「粗削り」…つまりストレートなパンクとの評を戴き、大変満足致しております☆
山田亮太さんの『誕生祭』(七月堂)については、「前詩集を超えているか」など、今回書かれている評と私の理解は異なります。支倉隆子さんの個人誌へ、『誕生祭』の感想を寄稿させて戴きました。年内発行されると思われます。