■みつべえ氏による「卵」第10号2022年夏を拝受致しました。ご恵贈戴き心より感謝申し上げます。
いま、この時代に何が起きているか。ツイート・ドキュメンタリーとも呼べる「花とパンデミック」に衝撃を受けました。詩篇「弾き語り」が誘う情景に響く、「めくり忘れたカレンダー」、「こわれた携帯電話/こわれたパソコン」…日常の正常さの枠外からの視点、「きみ」の世界から「ぼく」を消す最終連の切り上げ方が切なく、「ぼく」が居なくなったらこの世界はどうなるかという想像力を詩人は忘れてはならないと気づかされました。心より感謝申し上げます。