詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

2022-05-01から1日間の記事一覧

■『ユリイカ』(青土社)5月号、特集「菌類の世界」の小笠原鳥類氏の詩篇「すべての生きものはキノコだ!私は恐竜図鑑を読んでいた」

■『ユリイカ』(青土社)5月号、特集「菌類の世界」の小笠原鳥類氏の詩篇「すべての生きものはキノコだ!私は恐竜図鑑を読んでいた」をとても興味深く拝読。すべての生きもの、世界は、菌で出来ている。「美しく壮観」である。菌類とは、一般的な言葉ではキ…

■新・日本現代詩文庫157『佐川亜紀詩集』(土曜美術社出版販売)

■新・日本現代詩文庫157『佐川亜紀詩集』(土曜美術社出版販売)を大切に拝読させて戴いております。 プーチンがドンバス出身の少女の詩を讃えてプロパガンダに利用するこの世界に、劣化ウランを浴びたイラクの少女の「《ヒロシマの眼で世界を見て》」(「ヒ…

■美しい装丁の第一詩集、角野裕美さんの『ちゃうんちゃいます?』(土曜美術社販売出版)

■美しい装丁の第一詩集、角野裕美さんの『ちゃうんちゃいます?』(土曜美術社販売出版)を昨年から何度か拝読させて戴いております。誠にありがとうございます。 北海道に住む私は、「ちゃうんちゃいます?」と言われたことも言ったこともありません。解読…

■石毛拓郎さんの新詩集『ガリバーの牛に』(紫陽社)

■石毛拓郎さんの新詩集『ガリバーの牛に』(紫陽社)をご恵送戴きました。誠にありがとうございます。「思想の波動と、故人の残影を銘記し、人間と社会への新たな視点と重点を提示する」この一冊を、何故か偶然メーデーの今日、拝読させて戴いております。 …

■ 『生きる場の思想と詩の日々』(著者:花崎皋平 藤田印刷エクセレントブックス)

■新刊『生きる場の思想と詩の日々』(著者:花崎皋平 藤田印刷エクセレントブックス)は620ページもの大著です! 第1章「青春前期の悩みと彷徨」第2章「嵐と大波に呑み込まれた時代」を「逍遥通信」第5号で拝読させて戴き、昨年5月、旭川の詩誌「フラジャイ…

■ 「 休め! 」 柴田望

「 休め! 」 柴田望* 合わせ鏡のように 同じ文が繰り返される 二重露光のリフレイン 誰かが気づいていたのに そのまま印刷された… 友よ、神様の悪戯だ 二回続けて読みたくなる、いい文だ 傷は誇らしく咲く 萎れて未来へ閉じる あらゆる詩は推敲によって ち…