詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

2021-05-16から1日間の記事一覧

「 海岸線(特攻) 」 柴田望

「 海岸線(特攻) 」 柴田望 わたしもおまえも、ふたたびみたび、 いくたびもいくたびも、緑濃くにおう夏の日に、 生まれて死に、死んで生まれるのだ。 ~萩原貢「残響―赤岩にて」『悪い夏』(1970年)* 貴様 と 俺 …軍隊ではそう呼ぶ 遺伝子に縫われた争い…

『北海道経済』6月号152ページに「話題たっぷり「フラジャイル」」として、『メディアあさひかわ』145ページには「詩誌「フラジャイル」第11号が発行される-詩人中筋さん、哲学者花崎さんらの寄稿も」

■『北海道経済』6月号152ページに「話題たっぷり「フラジャイル」」として、『メディアあさひかわ』145ページには「詩誌「フラジャイル」第11号が発行される-詩人中筋さん、哲学者花崎さんらの寄稿も」と、大きく詩誌「フラジャイル」第11号の発行について…

『北海道経済』6月号146ページに東延江さん(旭川文学資料館館長)による「旭川文学資料館を支えたー富田正一、佐藤比左良二人の詩人逝く」が、『メディアあさひかわ』6月号169ページには「詩人の富田正一さん、94年の命を閉じる 詩作と詩誌発行活動に捧げた生涯」

■昨日から店頭に並んでいる『北海道経済』6月号146ページに東延江さん(旭川文学資料館館長)による「旭川文学資料館を支えたー富田正一、佐藤比左良二人の詩人逝く」が、『メディアあさひかわ』6月号169ページには「詩人の富田正一さん、94年の命を閉じる …

小笠原鳥類詩集『アンソロジー海老ブレイクスルー2009~2020』(阿吽塾 2021年3月25日)

■「ラジオは、黒い、なまこの、一種である。」(「なまこ俳句の群れ」)。阿吽塾より、現代の日本に、このサイズとこのデザインで顕現された小笠原鳥類詩集『アンソロジー海老ブレイクスルー2009~2020』(阿吽塾 2021年3月25日)の完璧な各ページの行間にす…

本田初美さんの新詩集『芭露の森』(緑鯨社 2021年4月21日)

■2019年の第52回小熊秀雄賞のとき、唯一北海道の詩人の作品で最終選考に残り最後まで議論された詩集がありました。それは本田初美さんの『芭露小景』(緑鯨社)という素晴らしい詩集です。当時の「あさひかわ新聞」で最終選考の様子を読むことができます。農…

詩誌「錨地」同人、北嶋秀明さんの新詩集『落葉の歌』(2021年5月2日発行 私家版)

■詩誌「錨地」同人、北嶋秀明さんより、新詩集『落葉の歌』(2021年5月2日発行 私家版)を戴きました。心より感謝申し上げます。御出版おめでとうございます!! あとがきに「私は生命というもの、人間のものだけでは無い生命、土や水や空気などを含め全ての…

詩集『タイチの場合』(共育舎 2021年3月30日)

■詩集『タイチの場合』(共育舎 2021年3月30日)、届きました。ブックカバー裏に印字のあるように、頒価「悪税込み」で1,200円でした☆ また、《著者サイン》もあらかじめ印字されているという素晴らしい御配慮の行き届いた一冊、ずっと手放さず、大切にさせ…

下川敬明さんの新詩集『暗黒と純白の賛歌』(待望社)

■“When you hear music,after it's over,it's gone in the air. You can never capture it again. “ -Eric Dolphy音楽は空中に放たれると、二度と取り戻すことはできない(エリック・ドルフィー) コルトレーンやウェイン・ショーター、バド・パウエル等…

詩誌「饗宴」Vol.89

■瀬戸正昭さんより詩誌「饗宴」Vol.89をお送り戴きました。ありがとうございます。この「饗宴」の海外詩特集で以前ルイーズ・グリックの翻訳をされた木村淳子先生の「ルイーズ・グリックの受賞に寄せて」(初出「北海道新聞」2020年10月21日付)、昨年ノーベ…

仁木寿さんの新詩集『オレンジ色の朝』(私家版)

■小樽詩話会の仁木寿さんより『オレンジ色の朝』(私家版)をお送り戴きました。誠にありがとうございます! カラフルな表紙はお孫さんが描かれたとのこと。水色の平仮名「の」はハート。仁木寿さんのお人柄の温かさと実験的かつユーモア溢れる詩篇。俳句へ…